2025.02.10
「リハビリテーション分野におけるコンピュータービジョンの応用と展望」に参加して
今村病院 鶴島顕哉
今回の研修会にオンラインで参加させていただき、現状のAI時代に対応したリハビリ評
価や、これからのリハビリの方向性について学ばせていただく事ができ、自分自身の臨床
での選択肢を増やす事ができました。
現代の成長していくAI技術を使用して、理学療法評価をどのように展開していくのかと
いったことを学びました。その中でも静止時の姿勢評価やリーチ動作の測定に対して
Kinect等のゲームコントローラーを使用し、上下肢近位部関節の角度や向きを評価する方
法について強い関心を抱きました。人間の徒手的な評価と違い、コンピューターによって
正確に細かい関節角度や数値を出せるほか、3次元的な患者様の身体の立体図を脳内で意
識しやすく、職場で使用する事ができればより患者様の身体機能の向上につなげていける
と感じました。その他にも教育や発表の場面でも自分以外の第3者により分かりやすく伝
えることができる可能性に魅力を感じました。
今回の研修会で、自分の中の評価技術や疾患に対する理解を今以上に深めていくことが
とても大切だと感じました。実際に自分がモーションキャプチャーやコントローラー等の
コンピューターを使用して評価・治療を行うことになった際に、困惑せずに正しく使用し
ていけるようにするために日頃からAIシステムやデータ解析方法等の知識もしっかり学ん
でいく必要性があると感じました。
ご多忙の中、本研修を実施してくださった大西先生と本研修会を企画・運営された先生
方に拝謝申し上げます。
「リハビリテーション分野におけるコンピュータービジョンの応用と展望」に参加して
今村病院 溝渕智也
2025年1月24日(金)、和歌山県士会主催による「リハビリテーション分野におけるコン
ピュータービジョンの応用と展望」の研修会を受講しました。
宝塚医療大学和歌山保健医療学部教授の大西智也先生より、AIの発展過程とその主要な
応用分野、コンピュータービジョンなどを中心にご講義いただきました。研修を通じて、
画像やデータの解析を臨床に活用することやAI・プログラミング言語を業務のツールとし
て活用することの有要性を学びました。
AI・コンピュータービジョン・プログラミング言語と聞くと、一見難しいように感じま
すが、実は意外と身近なもので、例えばChatGPTなど生成AIを用いると、自分の知らない
用語はもちろんのこと、難解なプログラミングのコードまでAIの膨大なデータの中から必
要な情報を適切に入手することができます。
ただ、コンピューターも決して完璧ではなく、「人の感情を理解できない」、「発想・
発見・発明ができない」などまだまだ発展途上な部分もあります。AIにできることはAIに
任せて、ヒトはクリエイティブに高度な仕事に挑戦することが医療に限らず未来の発展に
つながると思います。
普段は学ぶ機会のないテーマをご講義いただき、PT1年目の私にとって大変有意義な時
間となりました。今回受けた研修を活かし、更に成長できるよう今後の業務に励んでいき
ます。
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