当協会のご案内

会長挨拶

新しい時代を迎えて

 

 

 

 

公益社団法人

和歌山県理学療法士協会

会長 上西啓裕

 

皆様におかれましては、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

さて、1989年から約30年間続いた平成の時代が2019年4月30日終わりを迎えました。この間、リハビリテーション(以下、リハ)医学・医療は今までになく大きな発展を遂げました。平成元年度における理学療法士の国家試験受験者数は1,064人、合格者は980人、合格率は92.1%、昭和41年度からの合格者数の累計は8,967人、理学療法士協会会員数は7,966人でした。平成30年度における理学療法士の国家試験受験者数は12,148人、合格者は9,885人、合格率は81.0%、合格者数の累計は161,476人、会員数は約12万人に達しています。

我々を取り巻く社会保障政策も大きな転換期を迎え、平成12年(2000年)の介護保険制度施行と同期して、診療報酬制度に回復期リハ病棟入院料が創設されました。一方、障害者福祉の面では、措置制度が支援費制度に変わり、さらに平成18年(2006年)の障害者自立支援法から平成25年(2013年)の障害者総合支援法へと改革が進みました。平成12年の介護保険制度施行を大きな転機としたリハ医療における社会保障制度ですが、その後、19年が経過しますが、現在は、急性期から回復期、そして生活期でのリハ医療提供体制の基本骨格は確立し、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は約30万人と増加するなど、30年前と比較してリハ医療資源は豊富となり、リハ医療の量的提供は飛躍的に向上しています。

現在、保健・医療・介護・福祉の分野において、我が国の目指す2大施策は「地域医療構想」と「地域包括ケア」となり、これらの実現においてリハ医学・医療に期待するところは極めて大きいものがあります。しかし、現在、あらゆる分野で「量」から「質」へと転換を迎えている中、リハ医療の質の問題が大きく浮上するようになりました。誰もが均しく受けられる医療、リハ医療に違いがあってはなりません。これからの時代、リハ医療の質の向上という大きなテーマに、我々は「量」と「質」を両立させることに率先して取り組み、着実に成果を積み上げていくことが求められています。

令和という新たな時代を迎え、リハ医療の質の向上という大きな課題に対処しながら、県民の皆様の健康のさらなる増進に寄与し、当会としてもさらに発展すべく努力して参ります。皆様には今後も引き続きご指導ご鞭撻を賜りますよう切にお願い申し上げます。

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